人事評価制度1
私が去年まで在籍していた会社(外資系半導体メーカー)ではPM(パフォーマンス・マネージメント)と呼ばれる人事評価制度がありました。
簡単に説明すると、
- 年初めに各人がエクセルシートに年目標を記述(e.g. 10件の社内トレーニングに参加)
- 目標に対する達成度を数値的に決定(e.g. 1:100% 2:80% 3:50% 4:それ以下)
- マネージャと1:1で妥当な目標であるかを検討
- クオーターごとに達成度をチェック、マネージャと1:1
- 年度末までに一年間の達成度をチェック(Rating)しマネージャとの合意
- 年度末にマネージャ同士が議論し、各人の社内順位(Ranking)を決定
という流れです。
- 個人の達成度=Ratingを算出した後
- 社内での達成度=Rankingを決定
というのがポイントです。すなわち、どれだけ個人の目標を達成していても社内での順位が低ければその程度の査定でしかないということです。Rankingは上位から10%、20%、60%、10%でグループ分けされ、一番下の10%は解雇対象になりえます。
特にアメリカ系の外資系企業でよく用いられている手法で*1、客観的に社員を評価できる素晴らしい手法であるかのように見えます。
が、少なくとも日本では正常に機能していないと考えられます。問題点についてはまた今度。