バカの壁
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01/14
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (176件) を見る
概要
目次・ポイント
第一章 「バカの壁」とは何か
- 確実なことは何も無い.分かっていると思い込んでいる=バカの壁は恐ろしい.
第二章 脳の中の係数
- 入力→処理→出力において,処理部の係数.好きであれば正の値,嫌いであれば負の値,無関心であればゼロ.
第三章 「個性を伸ばせ」という欺瞞
- 個性を全面的に押し出したら争いが起こる.個性は生まれ持った物.教育の-役割は共通性の追求.
第四章 万物流転,情報不変
- 人間は日々変化する,情報は何時までも変わらない.しかし,個性の尊重はこれらを逆に主張する.意識性の世界を尊重し,共通性を軽視する.
第五章 無意識・体・共同体
- 個人の身体性の問題=社会の共同体の問題.意識よりも無意識に注意すべき.
第六章 バカの脳
第七章 教育の怪しさ
- 学問は変わるものを以下に情報に置き換えるかの作業.それには身体性を伴う活動が必要.
第八章 一元論を超えて
- 話せばわかる,絶対の真理があるというのは一元論.究極的な普遍性である常識を身につけなければならない.